[SPIEL’15]「カタン」を生んだTeuber一家による新感覚ゲーム「Tumult Royal」プレイレポート。雲を掴むようなプレイフィールながら,中毒性の高い一作

2015年10月11日 13:20
Klaus Teuber氏が生み出した「カタンの開拓者たち」(以下,カタン)は,現代のドイツゲームにとって,きわめて重要な作品といえる。同作は20年前のゲームだが,かなり年配の人でも,「最初に遊んだボードゲームはカタン」という人がドイツでも少なくないようで,まさにボードゲームのあり方を変えてしまうほどの歴史的傑作となった。
 
 そんなカタンを生んだTeuber氏が,20周年となる2015年に息子のBenjamin Teuber氏と共同で新作を発表するというニュースは,当然ながら高い注目を集めていた。そして,ついに「SPIEL’15」でリリースされた新作「Tumult Royal」には,多くのファンが殺到した。筆者もまたその一人で,初日開幕と同時にKOSMOSブースに向かい,試遊相手を探したほどである。
 すぐに同好の士が集まり,KOSMOSスタッフのインストラクションの元で遊ぶことができたのだが……45分のプレイ後には,その卓に座った全員が「素晴らしいゲームだ」と唸らされることとなった。
 というわけで,ここでは「Tumult Royal」がどんなゲームなのか,紹介してみたい。タルタロス RMT

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